2024年3月12日火曜日

インパクトドライバー

こんばんは、こうちゃんです。

今回は、ガテン現場を知っていて、
でも本職じゃないとなかなか知らなかったり、持っていなかったりする工具で、
かっこいい憧れにの工具No.1の(勝手に決めました)

インパクトドライバー

のご紹介。



インパクトドライバーは、インパクトレンチと同じく衝撃を利用してねじを回すドライバーであるが、インパクトレンチとは異なり、高い回転トルクと同時にねじその物に垂直方向の打撃力を与える効果を持つ事が特徴である。そのため、錆や焼きつきなどで固着したり、過剰なトルクで締め込まれて人力での脱着が困難なねじを回す用途で用いられる。

インパクトドライバーはねじ頭の形状との相性があり、人力で回した場合にカムアウト(en:cam out)と呼ばれるドライバーの浮き上がり現象が生じやすいプラスネジで特に有効なもので、最初からカムアウトの対策が施されているトルクスや、構造上カムアウト現象よりも回転の中心軸のずれの方が脱着の重要な要素となるマイナスネジでは余り有効であるとはいえない。

こんな構造部を持つ、ロマンあふれる工具になっています。

インパクトドライバーの利点はいくつかあります。まず、インパクトドライバーは非常に強力なトルクを生成するため、ネジやボルトを簡単かつ迅速に締めたり緩めたりすることができます。また、インパクトドライバーは振動が少なく、作業中の疲労を軽減することができます。さらに、狭いスペースや困難な角度でも作業しやすいため、様々な場面で使いやすいです。インパクトドライバーはプロの現場からDIY愛好家まで幅広く利用されており、効率的で便利なツールとして高く評価されています。

普通のドライバーに比べますと、当たり前ですが結構高価になりますが、今や一般人でも、普通に買えますし、日曜大工、家の家具の手直しなどを頻繁にやる方は、家におひとつ持っておくとよいのではないでしょうかね。


こうちゃん

2024年2月14日水曜日

ドライバー(スクリュードライバー)

こんばんは、こうちゃんです。

今回は工具の中でも定番・王道で、どこの現場に行くにもこれは必要、な

ドライバー(スクリュードライバーとも)のご紹介です。



ドライバー(screwdriver)とは、ねじを締め付けて固定したり緩めて外したりする作業(締緩作業)を行うための工具。軸を回転させて使用する工具であり、JIS規格では、ねじ回し(ねじまわし)という。

先端がマイナス溝(−)のものはグリップ形状を問わずねじ回し又はマイナスドライバーと呼ばれ、プラス溝(+)のものは、十字ねじ回し又はプラスドライバーと呼ばれる。それ以外の先端形状であってもグリップと先端部が同軸に形成された形状であれば、一般的には「先端形状 + ドライバー」の形で呼ばれる(例:六角ドライバー)。

日本ではほとんどの場合「ドライバー」という省略形で呼ばれるが、パソコン関連の製品の場合(例:HDDケース)、ドライバソフト(device driver)との混同を避けるため、「ねじ回し」や「スクリュードライバー」と呼ぶこともある。

ドライバーをねじ頭部の溝に対し垂直に奥まで差し込み、握り(グリップ)をしっかり持ち、力を加えて締め付ける。先端形状・太さ・長さなどは扱うねじに合わせてさまざまな種類がある。扱うねじに合ったドライバーを使わないとねじの溝あるいはドライバーの先端を傷めることがある。

現在のねじ回しの総称は、「スクリュウドライバー」であるが、イギリス北中部では、「ターンスクリュー」と呼ばれていた。フランス語でスクリュードライバーを意味する「トゥルヌヴィス」の直訳が「ターンスクリュー」である。ねじ回しは、18世紀中にはフランスで使用されていた。イギリス・シェフィールドの「ウィリアム・メープルズ&サンズ」社の1870年工具カタログには、現在のドライバーの名称をターンスクリューと表示してある。 1556年に出版されたドイツのゲオルク・バウアー(ペンネームは、ゲオルギウス・アグリコア)の中世の技術を伝えた有名な著書に「鉱山書(デ・レ・メタリカ)」がある。この本の木版挿絵には、ポンプ、巻揚げ機、溶鉱炉の採掘機械や精錬機械が載っている。そして木工具の手斧、ハンマーと釘、槌とのみ、等である。この本にある手動粉挽き機には、平らな頭部に一本溝のついた鉄ねじが描かれている。16世紀半ばにすでにねじが使われていた証明である。(アゴスティーノ・ラメッリの「種々の人工機械」1588年より)

ーーwikipedia参照

こちら、ネジに関わらない現場などなかなかないですし、
工具、道具、機械、何かしらで使うことは多いので、
少なくとも工具箱には常備するような基本中の基本な工具です。

これから発展して、機械仕掛けのドライバーなども登場しますが、
そちらについてはまたいずれ後程ー。



こうちゃん

2024年1月8日月曜日

コンサート会場設営・撤収

こんばんは、こうちゃんです。

ちょっと珍しいガテン現場の一種で、
アーティストのコンサートや、アイドルのライブ、イベントなどの、
会場設営、撤収のお仕事があります。

かなり体力的にヘビーな仕事になりがちですが、
実働に対して割のよいケースも多いので、ちょっとこちらでご紹介を。


こちら、会場設営・撤収のお仕事というのは、
会場に入っていられる時間(=借りている時間)がシビアなため、
なかなかにハイペースな現場になっていまして。

会場内で集合したら、会社の人などが班分けしまして、
主にバイトの場合は、専門器具を使う作業は担当できないため、だいたいが、

・トラックから荷下ろしを手伝う班
・下した荷物を指示を受けて会場内各所に配る班
・一部、開梱や、単純なマットやイスなどを広げる作業する班

あたりに振り分けられて、開始から2時間くらいで1万人規模のイベント会場なども一瞬で作り上げます。


そして2,3時間くらいイベント中は待機になり、
現場によっては準備と撤収は別班で、準備だけして解散や、撤収だけで募集されてくる人もいます)

イベント終了後、今後は逆の手順で大急ぎで撤収作業をすることになります。
この場合

・イスやマットや道具を片付けて台車などに積む班
・ひたすらそれを会場内からトラック前に運ぶ班
・積み込みの手伝い班

などに分かれます。
かなり短時間ながら力仕事も多く、疲れる作業ですが、
体感的にはあっという間に終わり、たいてい拘束時間あたりの給与も割高なところが多く、
一度くらいやってみてもよいかと。


ちなみに、設営現場では、電飾をつけたり、カメラマンさん用の稼働する足場だの、
電気制御の会場内設備を作ったりだの、ちょっと技術のいる作業もあったりしますが、
そういったメカニカルな作業は、日雇いの人が頼まれることはなく、
ほぼ専業のそういった会社の社員さんがやっていますので、
今回ご紹介の、主に力仕事で行う会場設営作業などは、特殊技能不要でできるものとなっております。

ただ、ひとつ欠点があり、夜のライブイベントの撤収とかですと、中途半端に終電ちょっと後に終了、解散になり、
始発までだいぶあり、帰る手段が無い、なんてこともよくあります。

お気をつけください。

こうちゃん

2023年11月8日水曜日

金ノコ(金切のこぎり)

こんばんは、こうちゃんです。

金属切断に大助かり、DIYには必須な道具、
金切のこぎり、通称金ノコです。

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参考:https://www.cainz.com/shop/goods/search.aspx?search.x=x&category=441010

金切のこぎり(かなきりのこぎり)は、日本の伝統的な木工道具の一つです。主に細かい木材や竹などを切断する際に使用される小さなこぎりで、刃先が細くて切れ味が良いのが特徴です。金切のこぎりは、木工や竹細工などの細かい作業に適しており、緻密な作業を行う際に重宝されます。また、日本の伝統的な工芸品や建築物の製作にも使用されることがあります。金切のこぎりは、日本の伝統的な工具として技術を継承するためにも重要な存在です。

通常ののこぎりは、主に木を切るのに使われますが、
その名の通り、金切のこぎりは、金属類を切るのに向いています。

刃の仕組み上、かなり硬い金属類でも切断できます。
DIYなどで金属の物が必要な際に、長さの調節などに大変役立ちます。

また、家庭ごみで、ある程度細長い物で粗大ごみ扱いになってしまい、燃えないゴミに出せない物なども、これで切って短くすれば捨てられたりして便利です。


また、こんな風に紹介されていますね。



こうちゃん



2023年4月13日木曜日

仕事に行き着くまでのこと

こんばんは、こうちゃんです。

いつもガテン系の現場や仕事の紹介ばかりしていますが、

考えてみたら、
そもそも、
そこにいきつくまで、を説明していませんでしたので、

今回は、軽く会社情報込みで解説してみます。

基本的に、ガテンの仕事というと、ある程度の経験やスキルが必要とされる仕事(主に鳶職と言われるジャンル)と、
単純に体力さえあればできる、スキル不要の仕事とがあります。

こういった仕事のうち、鳶の本職をやりたかったらもちろん、
専門の会社に入って、スキルを学ぶ必要がありますが、

サポート役でしたら(これまでこのブログで紹介してきたような仕事ならば)、
日雇い派遣系の会社で紹介してもらえます。


とちらかというと、この業界を目指して、
というよりは、派遣会社から紹介される仕事の多くが、
単純肉体労働なので、ということが大きいですが、

この派遣系の業界のいくつかの会社から紹介され、仕事に就くことができます。


こうちゃん

2023年3月14日火曜日

現場の慣習(ルール)と派遣会社のルール

こんばんは、こうちゃんです。

まずは知っておいた方がよい、
まあ、ガテン現場におけるルールというか、ならわしのようなもんですね。

いくら技術革新が激しかろうが、
機械による作業が多かろうが、
人の手による作業はまだまだ多いもの。

そして、そういった現場では、多くの人が協力し合って作業しているので、種々のルールがあり、
そうして、怪我なく、効率よく仕事ができるようにしています。

そんな中の基本ルールをいくつか(こちらが作業員、親方の下の立場の前提のルールです)


ルール1

あいさつが基本

ま、これは当たり前ですね(他の業種でも)
仕事に入る時や、休憩前後の移動、帰る時等に
「おはようございます」
「よろしくお願いします」
「お疲れ様です」
「お先に失礼します」
こういったあいさつができないと、
それだけで、こいつ使えないかも、と印象悪くされてしまいます。
必ず現場ではあいさつを交わすようにしましょう。
印象アップと同時に、声がかけやすい人、にもなり、仕事が円滑に進みます。
あいさつはなによりの基本ですね。


ルール2

これまた仕事なら当たり前かもですが

「声かけ」

どんな仕事でも、人と関わっている仕事なら当たり前かもしれませんが、
これが、ガテン現場ですと特に重要になってきます。

例えば、重いもの運ぶため、
周りにも気をつけて欲しい、

もしくは、先がよく見えない運搬中、どいて欲しい等、

意外と声かけの大事な部分が多いのです。

なので、これも物運ぶ時、人と連携する時、声をかけるのはルールとなっております。

なお、相手にわかればよいので、特に何を言え、とは決まっていませんが、
たいてい現場単位、もしくは会社単位でたいていお約束があるので慣れるとよいです。


声かけが大事なこと
協力する相手とは必ず声かけすること、を説明しましたが、その延長で

まず、大荷物を運ぶ時、
相手と「せーの」とか「移動しまーす」「曲がりまーす」
等、動きに関する声かけが必要

また、この場合、多少声が足りなくても、運ぶ先がわかっていればそこまでミスはありませんが、

引越し等で、1人でトラックから荷物を受け取る時など、
必ず「持ちましたー」「受けましたー」等、自分が持った旨を声かけが必要

この場合、渡してくる相手が、どのタイミングで離していいかわからないし、
かといって、時間的にしっかり持ったかどうか、なんて疑っていたら作業が遅くなるので、
必ず受け取った側が了承の返事をします。

同様に、現場内で台車に載せた荷物等をリレーで渡していく場合も同じく


ようは、さすがに1人で現場で声出してたら変な人ですが、
2人以上で作業する時は必ず声をかけあいましょう
と、そういうことです。


ルール3

今回は、
現場での安全優先順位

1位 人損
2位 物損(お客さんの)
3位 物損(身内の)

意外なのが、
顧客の物品より、人損、特に作業員の、が重要視されていました。

理由としては、お客さんの物を壊してしまっても、少々ならやさしいお客さんなら謝れば許されるし、結構な物損をやらかしても、基本的に保険に入っているので、フォローがきく

しかし、人損の場合、一応保険には入っているところがたいていですが、
派遣等を使っている場合、監督責任や、派遣会社との契約うんぬんで、
色々と問題になるところが多く、

雇っている会社もたいていはこの人損による交渉を嫌がります。

次に、やはり弁償が発生する可能性のある、
お客さんの物損
しかし、これもささいな場合、
職人さんがこっそり直してしまい問題にならないことも多いですw

ビス外れ、天板の傷等、目立たない事故は職人さんの技術により直してしまいます。

同様に、身内の物損など、何も気にしない

消耗品→減って当たり前
器具・工具→まあ、仕方無いと
備品→謝ればまあよし

というくらいのゆるさです。
基本、現場の工具や機材はある程度消耗・劣化等でダメになる率を見込んでいるので、そこまで気にされないのでしょうね。

この順位で、現場での各ポイントへの気遣いは考えれば、
ほぼ合っているかと思われます。
(自分の立場、監督の性格により多少の変動はあるかもしれませんが)


引き続き、よくある派遣会社の仕組み、
ルール、あるある

などを解説します。

まず、ほぼどの派遣会社も以下ルールは共通です。


・時給制
ただし日給保証なので早く終わっても時間分のお給料支給
時給は安いところが多いが、早く終わる仕事も多々あるので、結果お得なことも


・残業代・深夜割増適用
派遣業法ののっとっていますし、残業分(最初の告知された時間以上分)は支払われます。
また、8時間労働を超える分は、残業手当として、時給25%増になりますし、
深夜時間帯(22:00~5:00)も深夜手当てとして、時給25%増しになります。

数は多くはありませんが、深夜の長時間仕事に入れると、日中の仕事に入るより稼ぎがよくなります。


・交通費自腹
基本的に現場到着までの移動費用は自腹です。
ただし、仕事の都合上で移動する場合や、事務所からの支持で遠方に行く場合は、
支給される場合もあります。
※このせいで住まいが遠いとなかなか稼げない


・残業は任意(仕事依頼時点で残業あると言われる場合あり)
会社によりますが、事前に依頼されていた時間を越えて先方が依頼してくる場合、
状況と会社との相談にもよりますが、基本的に残業しなくても平気です。


・同社派遣メンツと待ち合わせの上就業
これがちょっと利益率の落ちる原因ですが、
同社から一緒に就業する仲間と、開始時間の30分前、
場合によっては、1時間前などに集合する必要があります。
集合時間から就業開始時間までの給料は出ないため、
若干利益率を落とす要因になります。


・遠方等の場合手当てあり
これも会社次第なのですが、
電車代の著しく高くなるような場合や、
泊まりでないととうてい対応できないような遠方の現場の場合、
交通費の支払いの他、遠方手当といって、1000円~2000円給与に上乗せされる場合もあります。


などなどのルールが各社たいてい保有しています。

あとは、会社ごとに特徴があり、
例えば、

・リーダー手当て(当日の自社側のまとめをする人の給与は少し上乗せ)
・精勤手当て(繁忙期に多くの日に勤務すると)

などが出る会社もあります。


よろしければ、このような特徴を把握しつつ、
業界理解を深めてください。

こうちゃん